リサイクルトナーカートリッジとは

 
リサイクルトナーとは、レーザープリンター、コピー機等の消耗品のトナーカートリッジ(インク)を通常メーカー純正品のトナーではなく、
メーカー製の使用済みの空き容器を再利用して、洗浄、部品交換、トナー粉充填したものをリサイクルトナーといいます。

リサイクルトナー品質は?



リサイクルトナーの品質はメーカーにもよりますが基本的にメーカー純正より相当劣ります。
これは会社の規模にも多少関係があるかもしれませんが、小さい会社ほど必要な部品交換や動作確認を怠っており、トナー成分自体動作確認していないため未知の不具合が起きる可能性がございます。
また大きな会社でも動作確認してないために起きた大きな不具合が発生した事例もございます。

結論、純正品トナーよりリサイクルトナーは不具合が起きる可能性が高いということです。


ではリサイクルトナーは使わないほうがいい?


ただリサイクルトナーだからといって不具合が100%起きるとは限りません。


でもお金に余裕がある会社様なら純正品トナーをご使用いただいた方がよいかもしれません。


当店エコトナーもそこまで経費はかけれないため、リサイクルトナーを使用しています。


当社自身も使用するリサイクルトナー


当社自身も当店が作ったリサイクルトナーを使用します。

ちなみに利用している機種リサイクルトナーの1つはキヤノンのLBP9100Cでトナー名はトナーカートリッジ322Ⅱです。

カラートナーはモノクロより品質を求められますが数年間使用しても不具合は1、2回程度です。

ちなみにこのトナー4色を1年間、純正品トナーで利用したらとんでもない金額になります!↓


商品名 純正価格 1年間使用する本数
(4か月に一回。計3回交換した場合)
キヤノン トナーカートリッジ322Ⅱ大容量 ブラック 41040円(税込) 123,120円(税込)
キヤノン トナーカートリッジ322Ⅱ大容量 シアン 51300円(税込) 153,900円(税込)
キヤノン トナーカートリッジ322Ⅱ大容量 マゼンタ 51300円(税込) 153,900円(税込)
キヤノン トナーカートリッジ322Ⅱ大容量 イエロー 51300円(税込) 153,900円(税込)
純正品トナー使用 1年間合計金額 584,820円(税込)

リサイクルトナーだと4色セットで30,100円 ×3セットで 90300円(税込) なんと494,520円もお得!


リサイクルトナーと純正品トナーとの違いは?



リサイクルトナーは前述でも申し上げました通り、通常は容器のみを再利用したものです。当然トナー粉、部品交換など行っておりますので純正品に近い品質で印字できます。
大きな特徴は純正品よりも圧倒的にコストがやすくお買い得なことです。品質はメーカーにもよりますが基本的にメーカー純正より相当劣ります。
純正品トナーの特徴はやはり品質がリサイクルトナーより確実によく、不具合もおきるようなストレスもないです。
当然保守などに入っていた方が安心ですので、こんなことをリサイクルトナー販売業者が言っていいのかわかりませんが、
商品によっては純正品をおすすめするものもございます。


リサイクルトナーは使っても平気?機械が壊れたりしない?



リサイクルトナーを使用することで機械が壊れたりすることは基本的にはございません。
ただし、メーカーにもよりますがトナー漏れの頻度が純正品を比べて多いため、印字不良につながる可能性がございます。



賢い方は純正品とリサイクルトナーを使い分ける!

例えば保守を受けたい方ならメンテナンス時に純正品を入れて対応する。
ただ、通常はリサイクルを2本取り置きする。→※不具合があり作業できない可能性があるため

純正品は環境にやさしくない?



純正品でも不具合は起きますがリサイクルのデメリットは空き容器を再利用しているために消耗品を交換しない粗悪品を製造する業者の場合トナー漏れが起こる確率が高くなります。
(※弊社は交換しなければならないブレード等を交換しているのでそのようなことは起きることは極端に少ないです。)
メーカーではトナー漏れは不具合ではなく、通常の使用で起こるものとして「不具合として適用しない」というスタイルを貫いております。これはメーカー問わずです。
メーカーに言わせればどんな機械でもメンテナンスをしなければ機械は調子が悪くなる。→だから有償保守メンテナンスに加入契約しなさいというスタンスなんでしょう。
ただこれには矛盾があり、保守をして機械を大切にしようと推奨するならともかく、
エプソンなどは機械を安売りしてモデルチェンジをうながすかのように、ようは複合機自体が消耗品のような販売方法をしているような印象です。
これは欧米的な消費こそ美徳というような感覚が昨今、複合機業界にあるように思います。
これは自動車業界と同じ趣向のような気がします。
調査会社が調べた調査では世界のトナー消費量は年間2億トンでして本数にしたら50万本です。プラスチックの容量にしたら1本当たり1kgとして5億キロも無駄に廃棄していると単純計算できます。
実際はそれよりも下回るでしょうけど、いずれにせよ環境を考えればリサイクル業者だけではなくメーカー主体でリサイクルを促すようなことになるように願います。
そのような意味でも容器もリサイクルした環境にやさしいトナーカートリッジを使用するのはとても地球にやさしいと思います。

リサイクルトナーの著作権問題について


リサイクルトナーは使ってたら違法ではないの?
製造に関してはグレーな部分はあるかもしれませんが使用するにあたってはなんの問題もございません。
過去、純正メーカーとリサイクルトナー裁判事例です。
・(株)アシスト 対 キャノン
結果 キャノン勝利
判決内容 「リサイクル・アシストの再生品がキヤノンの発明の構成要件を充足している点で争いはなく,形式的には特許権の侵害となる」
・エコリカ 対 エプソン
結果 エコリカ勝利
判決内容 「新規性なく無効」
現状は問題ないですが司法が決めるものだと考えます。

リサイクルトナーを使ってメーカー保守は受けれる?



リサイクルトナーを使用することで保守を受けることができないことはないと思いますがメーカー、機械にもよります。
基本的にレーザープリンター、小さい複合機などは問題ないと思います。問題は高速複合機の機械で
キャノン、富士ゼロックス、リコー、コニカミノルタのメンテナンスの方などは純正品に交換しないと保守ができない可能性が高いです。

富士ゼロックスなどは純正でないと保守は受けることができないと思います。
ただし、スポット修理などには応じて頂けると思います。その場合でも純正品トナーに交換しないとメンテナンスを行わない方もいらっしゃると思います。